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【低用量ピル】オンライン処方で産後のピルケアを再開!

執筆者の写真: みらい編集長みらい編集長

 約7年間低用量ピルを服用し、その後27歳で第1子を出産した金島詩さん(30=仮名)は、フェムライフの取材を機に8月からピルの服用を再開しました。約4年ぶりのピルケアは、出産を経た金島さんのカラダにどのような変化をもたらしたのでしょうか。ご本人にお話を伺いました。(取材:みらい編集長)


ピルケアを再開した金島さん (画像はイメージです)



 みなさま、お久しぶりです。以前こちらでピルケアについてお話をさせていただいた金島です。私は今年8月から、約4年ぶりにピルの服用を再開しました

 再開のきっかけは、フェムライフさんの取材を受けたことでした。子育てをしながら仕事をする毎日は想像以上に慌ただしく、産後は自分の身体についてじっくりと考える時間がありませんでした。取材中、ピルを飲んでいた頃を振り返る中で、今と比べてとても快適だったことを思い出したのです。産後、久しぶりにピルを飲んでいない状態の生理を経験して「生理痛ってこんなに痛かったっけ!?」と思いましたし、最近は生理前のイライラ(PMS)がとても気になっていました。そんな事情もあり、取材から1週間もたたないうちにオンラインピル処方を受けました。


 以前ピルを服用していたときは、対面式のクリニックに通っていました。今は3歳の娘もおり、定期的にクリニックへ通うのは困難です。7年間の服用経験でピルの飲み方も分かっていたので、今回は利便性を優先してオンライン診療に決めました。さまざまなオンラインピル処方サービスがありましたが、口コミを比較して、医師とのコミュニケーションがしっかりととれそうなところを選びました。予約はスムーズに取ることができました。


 初めて受けたオンライン診療は…仕方ないことではありますが、やはり対面式のクリニックと比べると、診察が作業っぽくなってしまいますね。私が選んだサービスでは、顔写真と簡単なプロフィールが掲載された医師一覧の中から、希望する医師を選択できました。診察方法も、オンライン上での対面形式とチャット形式(文字でのやりとり)から選ぶことができました。私は服用経験もあるのでチャット形式にしましたが、初めてピルを服用する方はいろいろと聞きたいこともあるでしょうから、オンライン対面形式のほうがいいだろうと思いました。


 前回は「トリキュラー」を服用していましたが、私が利用したオンラインピル処方サービスにはトリキュラーの取り扱いがありませんでした。ピルの種類にこだわりはなかったので、今回は「ラベルフィーユ(※)」というピルを処方していただきました。1年分まとめて購入すると安くなるというコースがあったので、初回に1年分購入しました。


 飲み始めて最初の2シート(56日分)は、やはり吐き気がありました。「この感じ、久しぶりだ!」と思いましたが、前回飲み始めたときよりも副作用を強く感じました(歳のせいでしょうか…)。吐き気以外の症状はありませんでした。よく「ピルを飲むと肌が綺麗になる」と聞きますが、私には肌の変化は感じられませんでした。


 現在は3シート目ですが、生理痛はかなり緩和されました!腰痛はまだ若干ありますが、お腹が痛くないだけでも快適ですね。経血量も1シート目の休薬期間からさっそく減りましたし、2シート目の休薬期間にはさらに減りました。このまま減っていくと嬉しいですね。

 いつ生理が来るか分かる安心感もあり、やはりピルを再開してよかったなと感じます!第2子を望むまでは、このままピルケアを続けようと思います。


(※)ラベルフィーユは、トリキュラーの後発品(ジェネリック医薬品)



【みらい編集長より】

低用量ピルは「一相性」と「三相性」に分類されますが、金島さんが新たに服用を開始した「ラベルフィーユ」は「三相性」にあたります。

一相性…実薬(プラセボでないもの)の女性ホルモン含有量が全て同じタイプのピル。常にホルモンバランスが一定に保たれるため、肌荒れやPMSに効果があるとされる

三相性…実薬の女性ホルモン含有量が3段階に分かれているタイプのピル。実際のホルモン分泌量の変化に近づけることができるため、不正出血が起きにくいとされる

金島さんは「肌の変化は感じない」とおっしゃっていました。私も以前「ラベルフィーユ」を服用していたことがありますが、同じく肌の変化はあまり感じられませんでした。

もちろん、感じ方や効き方には個人差があるので、同じ「ラベルフィーユ」を服用しても「肌が綺麗になった!」と思う方もいらっしゃると思います。

ただ、「肌荒れの改善」のみを目的としてピルを服用される方には、「一相性」のピルをおすすめしたいです。

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