フェムライフ編集部員でライターの松原渓です。
8月、私がチョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)と診断され、ジエノゲスト錠1mgを服用することになった経緯をコラムでお伝えしましたが、今回はその後の経過についてお伝えします。
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取材のためイギリスに滞在しています!酷暑とは正反対です…
酷暑で感じたジエノゲストの恩恵
私は取材で地方や海外に出張することがよくあります。ジエノゲストは1日2回の服用ですが、長距離移動や時差のある国に行った際は、飲み忘れがちです。飲み始めて半年間ぐらいは、飲み忘れた時に必ずと言っていいほど不正出血が起きましたが、現在は1年半近く飲み続けているせいか、1日や2日飲み忘れても不正出血が起こることはなくなりました。当初は感じていた体の火照りも、今はありません。もちろん、忘れないで飲み続けることが一番大切ですが、時間をかけて体が慣れてきたのだと思います。
ジエノゲストを服用する前は、生理がくることで特に夏場に不快感を感じることが多くありました。私は日常から水分を多く摂るので、その分、汗をかきます。そうすると、どうしても蒸れてしまうんですよね。現在は生理用品とは無縁の生活を送っていますが、酷暑だったこの夏は、その恩恵を特に感じました。
サッカーの本場・欧州で思いを馳せたピル普及率の差
話は変わって、今は1週間ほど、イギリスに女子サッカーの取材に来ています。日本よりも気温が低く、雨も多くて肌寒いですが……さすが本場、スタジアムは人々のサッカー熱で充満しています。
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今回は3都市を巡っています。歴史とトレンドが融合した大都市・ロンドン、有数のリゾート地・ブライトン、工業都市・マンチェスター。カラーが違う3都市ですが、どのスタジアムに行っても共通していることは、少女から学生、お母さん世代からご年配の淑女まで、女性が多いことです。働く人々にとっては週末のサッカー観戦が息抜きになり、子どもたちにとっては憧れの選手を応援することが楽しみになっているんですね。
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驚いたのは物価の高さです。スーパーでサンドイッチが1つ800円。スタジアムのフィッシュアンドチップスは3000円(!)です。何を買っても日本の倍以上です。イギリスでも物価の高騰は庶民にとって切実な問題になっていますが、それでも、人々は愛するクラブの高額なシーズンチケットを購入して、毎週末はスタジアムに駆けつけています。応援する対象や“推し”がある(いる)ことも、人生や心を豊かにしてくれますよね。
ちなみに、2019年の国連の調査によると、イギリスの女性たちのピル服用率は26%以上で、日本(約3%)と比べると9倍近くの普及率です。
イギリスの「エコノミスト」誌が、今年3月8日の国際女性デーに発表した「主要29か国を対象に女性の働きやすさを評価したランキング」では、イギリスが19位、日本はなんと下から3番目の27位でした。上位4カ国は北欧諸国が占めていますが、北欧もピル普及率は高く、学生時代から当たり前のように服用している女性も多いのだとか。性教育が進んでいることや、制度が整っていることも大きいですね。その点、日本はこれから発展の余地がまだまだありますね。
文化や生活の違いを感じつつ、そのようなことに思いを馳せた出張でした。
秋が深まり、ようやく涼しくなってきましたが、みなさんも体調の変化には気をつけてくださいね。
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【プロフィール】松原 渓(まつばら・けい)
東京都出身。スポーツジャーナリスト。
フェムライフでは編集部員。女子サッカーを中心にスポーツの現場取材を続け、各媒体に寄稿しています。子宮内膜症、チョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)と診断されたことをきっかけに、ジエノゲスト錠1mgを服用しています。
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