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母娘で一緒に始めるピルケア

執筆者の写真: みらい編集長みらい編集長

出産を経験した方もそうでない方も、40代に入る前あたりから、女性ホルモンの分泌は低下します。メノポーズ(更年期)に向かう過程にあるからです。その頃には、卵巣の機能低下も見受けられます。


女性ホルモンの分泌が多かったり少なかったり、その差が大きいほど、カラダに不調をきたします。女性は誰しも、いつか訪れる閉経後の不調に関して、漠然とした不安を感じていますよね。


女性の一生は、女性ホルモンとのお付き合いそのものです。その代表格として、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。どちらも、体内で生成されるものです。


妊娠に備えてこれらの女性ホルモンが各々の役割を果たすことで、排卵と生理を繰り返すわけですが、女性ホルモンが分泌される値は常に一定ではないため、女性は精神的に安定しない傾向があります。


メノポーズ(更年期)を前にした女性は、妊娠するほど多くの女性ホルモンを分泌する必要はありません。女性の機能を維持するのに最低限必要な量だけ分泌していればいい状態になっているといえます。


「妊娠しなくていいけど、女性としての機能は維持したい・・・」この状態に持っていくのが、ピルケアです






メノポーズを迎える女性には、産婦人科医に相談して、女性ホルモンとの付き合いに関して指導を受けることを強くオススメします。人それぞれ生活する環境や体調は異なります。精神的に安定しなくても命が危険に晒されることはありませんが、女性ホルモンとの付き合いがうまくできれば生活に余裕や安心が生まれます。


ここで、とても大事なことがあります。産婦人科医の診察を通じて女性ホルモンとの付き合い方を知り、その効果を実感するのであれば、10代はもとより20代の娘さんがいるお母さんはぜひ、娘さんにも産婦人科医の診察を受けさせてあげてください


10代や20代とメノポーズでは、女性ホルモンの分泌が多い/少ないことによる不安定さが、ちょうど逆の状態と言えます。女性ホルモンの不安定さが同じようにカラダの不調につながり、メンタルにも影響するので、医師による適切な指導を仰いでください。


10代や20代の女性も、ホルモンバランスの調整で苦労をしている人が大半です。お母さんが、娘さんにも産婦人科医の診察を受けられるようにしてあげてください。


まだ妊娠を望まないのであれば、ピルケア(ピルを服用すること)で女性ホルモンを安定させて、女性としての最低限の機能を確保することで、体調もメンタルも常に安定した状態で過ごせる可能性が高まります


毎月の生理を起こす女性ホルモンの分泌量は、妊娠を望む方に必要なレベルです。妊娠を望まない方にとってそのレベルは必要なく、ピルケアで生理を起こさないことで、卵巣や子宮を休ませてあげることができます。

生理がないので、生理痛や出血もほとんどなく、鉄分の消失も最小限にとどめることができます。


10代や20代の娘さんがいる、メノポーズを前にしたお母さんは、まずご自身が産婦人科医の話を聞いてみてください。女性ホルモンが安定することが、いかに心穏やかに過ごすことにつながるのかを、実感されてみてください。

そして、それを大切な娘さんと一緒に享受するため、母と娘が共に産婦人科医に相談してみてください。



みらい編集長

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