みらい編集長です。先週、通算6度目の子宮頸がん検診に行ってきました!まだ検診を受けたことがない方の参考になるよう、詳細をレポートします。
【11月19日更新】みらい編集長の検診結果および「誰でも分かる子宮頸がん検診結果の見方」はこちら
20歳以上の女性はご存知の方も多いと思いますが、子宮頸がん検診には自治体からの補助が出るケースがほとんどです(お住まいの地域によって自己負担額は異なります)。「自治体名+子宮頸がん検診」で検索すると、行政のホームページに詳しい案内が出ていると思いますので、ご覧になってみてください。
参考までに、私が今住んでいる自治体と以前住んでいた自治体を比較してみました。
▼今住んでいる自治体
【対象者】20歳以上の女性(受診間隔の目安は2年に1回)
【費用】自己負担2,000円(20歳と25歳は無料)
【クーポン配布】受診勧奨のため5年ごとにクーポンが配布されるが、クーポンの有無にかかわらず対象者は上記の金額で受診が可能
▼以前住んでいた自治体
【対象者】20歳以上の偶数年齢になる女性
【費用】無料
【クーポン配布】偶数年齢の女性に「子宮がん検診無料受診券」が配布され、このクーポンがないと受診不可
主な違いは、①有料か無料か、②クーポンが必須かどうか、です。
今住んでいる自治体では、クーポンがなくても受診できる代わりに、自己負担2,000円を支払う必要があります。2年に1回の受診が推奨されていますが、前年度に受診したか否かは自己申告です。正直、受けようと思えば毎年受けられるな…と思いました。
以前住んでいた自治体では、偶数年齢になる年にクーポンが届いたので、「行かなければ」という動機付けになっていました。クーポンを持って病院に行く必要があるので、不正はできない仕組みでした。費用も無料だったため、ありがたかったです。
自治体から届いたはがき。このほかに封書も送られてきました!
話を戻して…今住んでいる自治体では、生まれ年によって届くタイミングこそ異なりますが、5年に一度「受診勧奨クーポン」が送られてきます。私は今年が該当年だったようで自治体からクーポンが届いたため、受診することに決めました。ただ自宅付近には「かかりつけ医」がなかったため、まずはクリニック探しからスタートしました。
クーポンに同封されていた案内には、受診可能なクリニック一覧が掲載されていました。クリニックの評価をGoogleマップで比較&それぞれのホームページを確認した結果、「検診の予約が不要」かつ「医師・看護師ともに全員女性」というのを売りにしているクリニックに伺うことに決めました。
予約不要ということで、午後の診療開始時間に伺いました。受付をすると、まずは問診票を手渡されました。クリニックではなく、自治体が作成している問診票のようでした。
住所や名前等の個人情報のほか、「未婚/既婚」「妊娠歴の有無」「出産歴の有無」「直近の生理」「直近の不正出血の有無」などが続き、最後のほうに「ホルモン治療(避妊薬を含む)」という項目がありました。一瞬迷いましたが、避妊薬=低用量ピルですね!避妊目的以外でピルを飲んでいる方は、この項目を見てもピンとこないのではないかと少し不安になりました…。ここでは「ピル」などの具体的な治療内容は問われず、服用期間だけを記しました。
10分ほど待つと、診察室に呼ばれました。先生と対面後、看護師さんからカーテンの奥に入るよう指示がありました。カーテンを開けると着替えスペースになっており、ここで下着を脱いで検診台に上がるよう言われました(私はもともとスカートをはいていたので下着を脱ぐだけでしたが、ズボンをはいている方向けにスカートの貸し出しも行っていました)。
検診台は一見マッサージチェアのようですが、左右の脚置き場が分かれており、足が開く仕組みになっています。私が座ったのを確認して看護師さんがスイッチを押すと、検診台はカーテンのほうへ90度回転しながら上昇し、上体が後ろに倒れ、同時に足が開きました。
カーテンの向こうには先生がいます。「始めますね」と声がかかるとカーテンがお腹のあたりまでめくられ、先生からは私の下半身だけが見える状態になりました(希望すれば、カーテンを全て外すこともできます)。
子宮頸がん検診では、子宮頸部(子宮の入り口)の細胞を採取します。何か器具のようなものを2度ほど入れられ、恐らく子宮頸部の細胞をこすり取られ、1分ほどで採取は終了しました。異物が入っている違和感はあったものの、痛みはありませんでしたし、その後の出血もありませんでした。問診はなく、医師とは会話をすることもなくそのまま診察が終了しました。検査結果は10日ほどで分かるそうなので、ワクワクしながら(?)結果を待ちたいと思います。
子宮頸がん検診は、これまで4つのクリニックで受診してきました。記憶にある限りでは、検診で痛みを感じたのは一度のみです。そのときは今回よりも診察(採取?)に時間がかかりましたし、後に出血もありました。検診を終えて帰宅してからも子宮頸部に違和感が残っており、気持ちが悪かったことを覚えています。
自分の体調のせいもあったかもしれませんが、検診は医師の腕が重要だと感じました。今回は近所でいいクリニックを見つけられたので、とても満足しています。
子宮頸がん検診は、少ない自己負担(自治体によっては無料)で受けられます。20歳以上の女性は2年に1回必ず受診しましょう!
【ドクターより】
現在の子宮頸がん検診は、子宮の入り口から採取した細胞に異常がないか顕微鏡で観察する「細胞診」です。しかし今後は、子宮の入り口にウイルスがいるかどうかを調べる「ウイルス検診」に変わっていきます。推奨受診頻度は現在の2年に1回から5年に1回(※自治体により異なる)に変更となるため、受診者の負担が減る見込みです。
近年の研究で、子宮頸がんの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因であることが分かってきています。そのため上記のように検診内容が変更となるわけです。これは子宮頸がんワクチン接種の重要性を裏付けるものといえます。
子宮頸がん検査~
正直ハードル高いです…
子宮頸がんが怖いから受けなきゃと思いつつも、なかなか手続きまでのハードルが高くて...
良いお話聞けたので、これを機にとりあえず良い病院検索します!!