【30代・うっちーさんからの質問】
生理痛専用の薬もありますが、鎮痛剤ならどれも同じだと思い、頭痛薬を飲むことが多いです。鎮痛剤は薬によって違いがあるのでしょうか。
【ドクターの見解】
鎮痛剤は、消炎効果の有無によって2つに分けられます。
▼消炎効果のあるもの…ロキソニン、イブ、バファリン、セデス、ノーシン、ナロンなど
炎症を伴う、強い痛みを抑えるのに有効とされていますが、体質によっては効き目の低い方がいたり、飲み続けることによって逆に頭痛を引き起こすこともあります。
▼消炎効果の弱いもの…カロナール、タイレノール、その他小児用の鎮痛剤
十分な量があれば鎮痛効果は強いですが、消炎効果は強くありません。「痛み止めは飲みすぎると効かなくなる」と言って少量しか飲まない方も多いですが、十分な量を飲まないと効き目が感じられません。
がんのひどい痛みを抑える医療用麻薬と併用されるのはカロナールですが、十分な量を内服することで効果を発揮します。
頭痛薬にはいろいろな成分が含まれていることも多く、お腹の痛みには子宮の収縮を抑える薬が効くこともあります。
月経痛のタイプによって、婦人科の先生に相談してみると、適切な痛み止めを処方してもらえます。
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