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生理痛以外にどんな症状が起こるの?

編集部

更新日:2024年10月2日

【20代・ふじかわさんからの質問】

生理中の女性には、生理痛以外にどんな症状が起こるのでしょうか。





【ドクターの見解】

よく想像される下腹部痛以外にも、頭痛吐き気肌荒れ貧血、また睡眠障害食事障害が起こる場合もあります。

着床した受精卵が育ちやすいように、子宮内膜では血液の流れをよくする物質が作られますが、生理が来てこの物質が放出されると、腹痛や頭痛の原因になります。

生理3日前~10日前に精神的・身体的な不調が起こるPMS(月経前症候群)もあります。この期間はカラダの痛みを抑制する働きを持つセロトニンが減少するため、痛みを感じる程度(閾値といいます)が低下して、普段は痛みと感じない痛みが感じられるようになります。

また交感神経が過剰に働くことで、セロトニンが尿道の筋肉を収縮させて、尿が出にくくなったり、むくみやすくなるほか、膀胱が収縮して、1回あたりの排出量は少ないものの頻尿になったりします。

特に体温が高くなる月経前には、胸が張る症状につながります。これは、妊娠時いつ水が飲めない状態になってもいいように、カラダの水分を保持する機能の名残と考えられます。


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