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海外留学でもピルは続けるべき?多めに処方してもらえる?

編集部

【10代・割れ物注意さんからの質問】

半年間の留学を控えています。保険適用でピルを飲んでいますが、半年分のピルを処方してもらうことは可能でしょうか。

それとも、海外ではピルを服用しない方がいいのでしょうか。現地のピルを飲むのはちょっと怖いなと思っています。




【ドクターの見解】

保険適用の場合は、長期処方する理由が必要になります。都道府県によって見解が異なりますが、クリニックが保険請求時に「海外留学のため」と症状詳記に記載すると、可能になる場合があります。クリニックや都道府県によって扱いが異なりますので、かかりつけのドクターにご相談ください


「飛行機に乗ると血栓症ができやすいので、内服を中止したほうがいいのではないか?」と思われる方がいますが、機内には「エコノミークラス症候群にならないように」と書かれたパンフレットがありますので、それを読んで体を動かすことを心掛けてもらえば、内服していても問題ありません


もし危険性を懸念して内服をやめる場合は、1ヶ月前には中断しないとメリットはないと思われます。また、一度内服を中断して再開すると、再開時に血栓症のリスクが上がるとされますので、やはり海外に行かれる際も内服は継続されたほうがいいかと思います。


超低用量ピルを内服されている場合は、注意が必要です。日本人の体格に合わせて用量を減らして作られているものですので、海外のピルだと少し合わない可能性があります(どんな薬も、海外のものは日本の2倍くらいの含有量があるものがほとんどです)。

一方で、女性ホルモンの含有量が多い海外のピルだと不正出血が起こりにくかったり、国によっては日本よりも安く手に入ったり、ドラッグストアで購入できたりなど、悪いことばかりではないようです。


渡航先の情報をよく調べて、かかりつけ医に相談しながらご判断いただければと思います。


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