【30代・ひつまぶしさんからの質問】
生理前から生理が始まった直後にかけて、お腹がゆるくなりがちです。原因と対策を教えていただきたいです。
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【ドクターの見解】
生理前のお腹の不調は、女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響を受けて起こります。排卵後から生理前にかけては、子宮内膜を柔らかくするため、プロゲステロンの分泌量が増加します。生理が始まるとプロゲステロンは減少し、今度は剥がれ落ちた子宮内膜(と経血)を外に押し出すため、プロスタグランジンという物質の分泌量が増加します。これらのホルモンバランスの変化によって腸が収縮しますが、プロスタグランジンは一般的にお腹がゆるくなる方に働くため、生理が始まる前後はお腹がゆるくなることが多いと思われます。反対に、便秘がひどくなる方もいます。
対策としては、低用量ピルの内服で改善する可能性があります。ピルを飲めば排卵が停まるため、引いてはプロゲステロンやプロスタグランジンの過剰分泌を避けられます。
生理前のお腹の不調にお悩みの方には、ピルケアをお勧めします。
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