【30代・ペリカンさんからの質問】
ピルの服用は更年期の予防になると聞きました。本当でしょうか?
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【ドクターの見解】
本当です。若いうちからピルを内服することは、更年期障害の予防につながります。
更年期障害は、加齢により女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下して、ホルモンバランスが乱れることによって起こるものです。ピルを内服すればエストロゲンを補うことができますので、ピルを飲んでいる限り更年期障害は起こらないものと考えられます。
ただし、40代以降のピル内服は一般に推奨されていません。しかし30代までにピルを飲み始めていれば、定期的な血液検査で数値を確認しながら、40代以降も内服を継続できる可能性があります。ピルの内服を続けるべきではないと判断された場合も、年齢やエストロゲンの数値によってはホルモン補充療法(HRT)に移行することが可能です。歳を重ねてから後悔しないためにも、早めのピルケア開始をお勧めします。
(※)HRTについては、こちらで詳しく解説しています:更年期対策のホルモン補充療法、何歳から始めるべき?
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