【30代・綾さんからの質問】
生理痛軽減のためピルを服用していますが、40歳を過ぎると飲めなくなると聞きました。40代以降はどんな対処法があるのでしょうか?
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【ドクターの見解】
40歳以降のピル内服は血栓症への懸念から推奨されていませんが、現在ピルを内服されているのであれば、40歳を過ぎても医師と相談の上で内服を続けられる可能性があります。血液検査の数値が重要になってきますので、決して自己判断で飲み続けることなく、かかりつけ医にご相談ください。
2024年12月に登場した低用量ピル「アリッサ」は、従来のピルより血栓症のリスクが低いとされています。現在内服されているピルの種類が分かりませんが、アリッサに切り替えるとより安心かと思います。
月経痛の軽減が目的であれば、エストロゲン無配合の黄体ホルモン単剤(ジエノゲスト、ディナゲストなど)に切り替えるという手もあります。ピルの血栓症リスクを高めているものはエストロゲンですので、黄体ホルモン単剤であればリスクを避けることができます。
黄体ホルモン単剤の場合、これまでピルで補ってきたエストロゲンがなくなることで、更年期障害のような症状が出る可能性もあります。閉経が近づいてくると、生理痛よりも更年期障害の症状が酷くなってくることも考えられます。婦人科ではそのときの年齢、そのときの症状に合った薬を提案してもらえると思いますので、やはり定期的に婦人科に通ってご相談されるのがよろしいかと思います。
婦人科に相談するのがいいですよね。
参考になりました。