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【ピル→ジエノゲスト】痛みの低減と肌への効果は反比例

執筆者の写真: みらい編集長みらい編集長

 都内在住で、食品製造関係の会社に勤めるよるさん(29)は、カラダに合うピルを探して4種類ほどの薬を試してきました。現在は、ピルとは異なるホルモン剤「ジエノゲスト」の0.5㎎錠に落ち着きましたが、低用量ピルを飲んでいたときのほうが肌の調子はよかったといいます。よるさんに、これまでの経緯と現在の思いを伺いました。(取材:みらい編集長)


会社員のよるさん (画像はイメージです)



◆ピルでは完全に抑えられなかった生理痛

 私は腹痛、気持ち悪さや吐き気、震えなど、生活に支障が出るレベルの生理痛に悩んでいました。25歳のとき、このままでは仕事ができないと判断して、近所の婦人科を受診しました。結果、低用量ピルの服用を始めることになりました。

 最初に飲んだのは「フリウェルLD」というピルです。飲み始めて2週間くらいは気持ち悪さやめまいなどの副作用がありましたが、飲み慣れていくと副作用は感じなくなりました。経血量や生理の日数はこれまでの7割くらいになり、生理痛も緩和されてピルの効果を感じていたのですが、悪い意味でカラダが慣れてしまったのか、次第に腹痛などの症状が戻ってきてしまいました。そのため、2年ほど服用したところで「ヤーズ」に切り替えました。

 「ヤーズ」は1シート飲みましたが、副作用がない代わりに、生理痛への効果もあまり感じられませんでした。長期投与ができる「ヤーズフレックス」に変更したところ、生理痛を6~7割くらいに抑えることはできましたが、痛み止めを手放せるほど楽にはなりませんでした。


◆肌への効果は、ピル>ジエノゲスト

 このように、低用量ピルでは完全に生理痛をなくすことはできませんでした。一方で、肌への効果は感じられました。もともとニキビができやすい体質でしたが、ピルを服用している間はほとんど肌荒れが起こらなかったのです。その点においては、ピルを飲んでいたときはよかったな~と感じています。

 「ヤーズフレックス」の後は、現在に至るまでホルモン剤の「ジエノゲスト」を服用しています。低用量ピルとの違いは、女性ホルモンのエストロゲンが配合されていないことです。私にとってこの違いは大きかったようで、ジエノゲストに切り替えてからはまたニキビができやすくなってしまいました


◆ジエノゲストの服用で快適な生活を実現

 ジエノゲストには、成分量の違いで「0.5㎎錠」と「1㎎錠」があります。最初は0.5㎎錠を飲んでいたのですが、不正出血や腹痛が治まらなかったので、2ヶ月ほどで「1㎎錠」に切り替えました。そちらは効果を感じられましたが、半年ほど前に血液検査を受けたところコレステロール値が上がっており、他にも更年期障害のような副作用が出る可能性があったことから、現在は再び「0.5㎎錠」に戻して様子を見ています。

 ピルとは異なり、ジエノゲストは完全に生理が来なくなる薬です。飲み始め3ヶ月目くらいまでは、1~2日程度の不正出血にも満たないほどの出血がありましたが、それ以降は生理を含めた出血はありません。腹痛などの症状もなくなり、快適に生活できています!

 肌への効果はピルのほうが感じられたので、もしピルに戻してもいいくらい体質が変わったらピルに戻すことも検討したいですが、現状はジエノゲストで満足しています。これからも定期的に血液検査などを受けて、カラダに異変がないか確認しながら、ジエノゲストを飲み続けようと思っています。

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